眼が覚めたお前は目の前の俺を確認して 華の様に笑った


















   trigger  Act:6 今はまだこのままで




















優しい声に導かれは眼を覚ました

夢の中ではわけのわからない恐怖が襲い苦しむ彼女だったが目の前の三蔵の姿を確認して安心した


「三蔵…さん?」

「あぁ。大丈夫か?」


の頭を撫ぜる掌はいつもより優しくて、紡がれる声はいつもより甘くて

今までの不安が一気に無くなった


「はい…でもどうして、」


の疑問は塞がれて続くことはできなかった

目の前にはいつもより数倍、否、最大の位置に居る三蔵

暗紫の瞳に射抜かれてはそっと眼を閉じた

そんなに続き三蔵も目を閉じる


長い長い沈黙

苦しくなって控えめに叩けば離れていく唇

しかしまた触れて 今度は深く

何度も角度を変えては甘く触れ合うその場所からとろける様な口付け


どれくらいの時間が経っただろうか

無我夢中に貪っていた唇が離れて混じる吐息

は状況を理解すると共に顔を真っ赤にして硬直した

そして合わさる視線



「好きだ…」



紡がれる言葉にこれは夢なのか、と脳裏を過ぎるがその射抜くような暗紫の瞳に自然と返していた



「私もです…三蔵さんっ!」



顔から火が出るとはこの事か

これほどにもなく顔を真っ赤にするに三蔵は笑がこみ上げてくるのを感じた

それと共に湧き上がる思い

愛おしい

自信で気付かなかったが口角を上げると可愛らしいを腕に閉じ込めた

離すまい、と

華奢なその身体は思っていたよりも細くて柔らかくて

その先の事をしようとする衝動を堪えるのに必死だった


「三蔵だ」

「え?」

「敬語もいらん」


耳元で甘く囁かれたその言葉に理解するのに時間がかかって

でも待っている様子の三蔵に答えなくては、と気が焦って

それに気付いたのか三蔵はの背を優しく大事なものを触るかのように撫ぜた

その動作に落ち着いたは恥ずかしながらも言った


「うん…三蔵…?」


言葉にすると、実際に聞くと嬉しくて、愛しくて

2人は暫く抱き合ったまま片時も離れることはなかった



















To be continued.



















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ATOGAKI

…恥ずっ!(お前な…)
もうごめんなさいとしかいいようがない。ごめんなさい_orz何コノ羞恥プレイ(…) 打ってるときすんごくフギャフギャしてました実は純情な管理人です。あっはは←
やっとくっついたよこの2人…はぁ。俺が恥ずかしがってどうすんだコノヤローww
そんなわけでまだ続きます。ラブラブな雰囲気は一旦終わり。いい加減本編行きましょーって事で^^^