きっと、ってか絶対みんななら無事に帰ってくる…信じてるから
trigger Act:49
「さてと。僕等も行動を起こしましょうか」
一頻り会話をすると八戒が立ち上がった
笑いあっていたと光明もそれに気付き八戒を見て?を浮かべる
何かを察した観音はニヤリと笑うとノートパソコンを出す
「さっき奴からメールが来たぜ」
「早かったな」
画面に表示されているのはメール受信BOXを開いてある状態だった
そこには2,3行文が書いてあり内容は『会おう』みたいなモノ
早速来たことに驚きだがこちらからしてみれば好都合だ
またマフィアの格好をしなければならないのか、とゲンナリの三蔵だが仕事だから妥協してもらうことにして
問題はこれからである
「場所はダストファミリーの賭博場。危険な匂いがプンプンしますが行くしか無いでしょう」
罠か
それとも
兎に角行くしかないので三蔵は着替えのため部屋を後にし、それに続く
残された部屋には八戒と光明、観音、それに未だに眠るケンだ
「玄奘ファミリーの事、ばれてなければいいんですけどねぇ」
「さぁ、それは密会に行ってみなきゃわかんねぇだろうな」
「相手は手強いですから覚悟して行かないとですね…何事も起こらなければいいんですが…」
八戒の不安を他所に、これから起こる事態は難航を極めることになる
+++
「三蔵…」
「どうした?」
着替えのため入った部屋には三蔵と
服に袖を通しながら三蔵はの呼びかけに答えた
「気をつけてね。ちゃんと戻って来る、よね?」
不安げに顔を曇らせる
そんな彼女を安心させるように三蔵は一旦着替える手を止めると彼女の頭を撫ぜた
この愛おしい存在が居るからこそ己は帰ってこなければならないと胸に誓いながら
優しい掌は撫ぜていた手を滑らせ漆黒の髪の毛を一房手に取ると三蔵は唇に寄せた
「あぁ。俺はお前の元に戻ってくる。だから待ってろ…」
「うん!…絶対だよ?」
「あぁ」
己の傍に居るのも
彼女の傍に居るのも
お互いの望む事だから
自然に交わされる口付けに思いを込めて…
「…行くぞ」
「うん」
甘い余韻が残った部屋を出て2人は互いに抱いた不安を消し去るように微笑んだ
To be continued.
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ATOGAKI
甘いの少ない…orz
何打この管理人。非道なことは難なく打てるのにラブシーンだと途端に筆が進まなくなる笑
修行不足ですかね!(ぇ)前回は長いくせに今回はかーなーり短くなってしまいましたすみません!もっと甘を長くすればよかったな
朝方なんで眠いんですね←。もう寝ますね。浮かんだ案まで消えそうだけど!