やっぱり貴方は凄い人なのだと今更ながらに思いました


















   trigger  Act:17 確保














状況を整理しよう

まず三蔵とはスーパーに買い物をしにきた

その後ろには尾行するかのように悟空と悟浄も続く

実は言うとこの二人に三蔵はすでに気づいていたがあえてスルー(ムカつく視線はこの2人から)

とのデートを満喫することにしたのだ

そして犯人は既に中に居て機会を窺いながらタイミングを計り暴発

銃声と共にはコケ、三蔵慌てる

その様子をニヤニヤと見守るお馬鹿2人

ラブラブな雰囲気で2人の世界に入ってしまう三蔵とを尻目に犯人は尚も挑発

同時に八戒から悟浄の所に連絡が入り早速作戦にでる悟空と悟浄

まだ見ていたかったが八戒には逆らわないほうがいいと判断した結果だ

三蔵が状況を理解すると共に悟浄と悟空は犯人の前後に身を潜め作戦通りに犯人撃沈


と、言ったところだ


店内には従業員数名と三蔵、、悟空と悟浄、床に伏せる犯人

既に客は従業員により非難させられている


「それにしてもよー。あの2人、なんとかならねぇ?」

「…また2人の世界に入ってるよアレ」

「いやーん悟浄恥ずかしい〜」

「キモッ。ホントに見ててこっちが恥ずかしくなるよな…」


突っ立ったまま2人はいくらか離れているバカップルを見た

見たくも無いけれど目に入るのだから仕方ない

ゲンナリする2人を傍目に尚もバカップルはそのラブラブっぷりを見せ付けていた

…あえて何も言わないが







「くっ…!まさかあんな野郎2人にやられるとはっ…」



一方床に伏せていた犯人は悪態をつくと共に床を這いずり回っていた

悟空から受けた攻撃が浅かったのか気を失わずに済んだのだ

気付かない4人

犯人は銃を片手に逃走を図る


「捕まって、たまるか!!」


収まった頭痛と共に起き上がり駆け出した

しかし














ガウンッ…!











「ツメが甘ぇんだよ」













「ぐァっ!」




完全に気付いて無いと思われていた三蔵が懐から出した小銃で犯人の足を撃ち貫いた


「さっすが三蔵サマ。止めサンキュー」

「げっ!俺の攻撃喰らったのにしつこい奴だな!」


悟浄と悟空の間を通る様に標準を向けていた三蔵の手の中には硝煙が上がる銃

両手を挙げた悟浄は冷や汗を浮かべながら冷やかす視線を送っていた

犯人の行動に気付いていながらも見逃すその余裕さに呆れ返る三蔵であった




「三蔵カッコイイー!」


また三蔵はの言葉にこけそうになったとか


「お前はなぁ…」








暫くして警察が駆けつけ今度こそ足から血を流して犯人は気を失い連行された

周りには野次馬がわんさかと溢れ返り事態を見守る中4人は裏口で事情聴取を受けていた

はコレまで2回とも事件に遭遇したが三蔵のお陰が事情聴取なるものを受けたことが無く

かといって慌てる風も無くいつものように、主婦の井戸端会議よろしく話をしていた

初めて目にする悟浄と悟空はそんな彼女の様子に驚きながらも警察と話を進める

三蔵はモチロン我関せず顔で煙草をふかしていた


「犯人逮捕、協力感謝する」


悟浄と負けず劣らずの赤い髪に褐色の肌のまだ若い青年が軽く頭を下げた

それに悟浄は知り合いなのか軽く挨拶

悟空は嫌な顔せず反対に嬉しいのか笑顔だ


「はいよーっと。何?他の2人はどうしたよ?」

「八百鼡と独角児は他の事件にあたっている」

「なぁ紅該児!俺たち例の件で依頼受けたんだ」

「そうか。それなら話を聞くまで無いな。引き止めて悪かった」

「いーって事よ。ほんじゃま、行きますか」


どうやら三蔵たちの組織の事は警察も公認済みであるようだ

紅該児と呼ばれた警察の男はさして何も言わずもう一度礼を述べると去って行こうとした

踵を返そうとしたのだが、ある1点を見て足を止める


「…見知らぬ顔だな。新しく入ったのか?」

「いーや、この子はさn」


疑問に思ったことを言った

その問いに答えを悟浄が言おうとしたが三蔵に遮られる


「俺の女だ」


キッパリスッパリ今まで我関せずだった三蔵がはっきり言い放った

それに目を見開く紅該児

「本当か悟空?」なんて思わず聞いてしまった

「いや、俺も知らなかったんだけどさー」と悟空は苦笑する

あの他人なんて、ましてや女など興味が無いと無関心だったあの男が

その思いはお馬鹿2人も同じだったようで同意を示した


「始めましてと言います。三蔵のお友達ですね。これからもよろしくお願いします!!」


ちょっと、否、かなり見当ハズレな言葉を言うに三蔵は青筋を立てたのは言うまでの無い


(((最強だ…!)))

またもや他3人の意見が一致したとかなんとか

兎に角この事件は一件落着といったところだ





















To be continued.





















MENU





ATOGAKI
思わず王子様もだしてしまった…笑。ポジションは警察の上の方の地位の人
漢字変換が無かったので『ガイ』と言う字をワザと変えました。間違っているわけではナイヨ!あと独角の『ジ』もです
そんなわけで三ちゃんは楽しみにしてた(?)デートを邪魔され少々不機嫌な様です^^^
さて、次の事件は何がいいかな〜立て篭もりはもう十分だろ!←