ファーザーは胸に十字架を掲げ今日もまた祈り続ける
The castle where a vampire is. [
「ねぇファーザー?今日は何について祈っているの?」
「人々の安息を祈っているんだよ」
「ねぇファーザー。それに何の意味があるの?カミサマって本当にいるの?」
「”The person to believe is saved”――信じる者は救われるのさ」
「信じる者は、時には救われ、そして時には騙される。ソレが世の中でしょ?」
「おやおや。随分手厳しい事を言うんだね?」
「信じていたけど、父さんと母さんは殺されちゃったよ。魔物に」
「”The Word was the source of life, and this life brought light to mankind.
The light shines in the darkness, and the darkness has never put it out.”
――命は人類に光をもたらした。光は闇の中に輝いている。そして闇はこれを消すことがなかった。
だから、君も光を見失ってはいけないよ。たとえ悲しいことがあっても。闇は光を消せないのだから」
「失った命はもう戻らない。消えない命なんてないんだ!」
「ふふふ…命は死あってこそ輝くもの。
だから…ソレを受け入れて、ご両親の命の分まで光を浴びて生きて行きなさい。それが残された者の宿命なのだから」
「矛盾してない?」
「いいんだよ。…魔物にも光があるくらいだから、命は全て均しいんだ」
「魔物に光?」
「そう、吸血鬼に光を持つ存在がいるんだ。…それはそれは見目美しい吸血鬼さ」
「吸血鬼だって言っちゃえば魔物だよ。魔物は全て闇で、憎き仇だ」
「そんな事を言わずに。さぁ信じよう。光は魔物にも人類にも均しく輝き、光は全てに降り注ぐ…普通の魔物なら光には弱いけどね」
「じゃあ俺、光になって魔物を退治するよ」
「いいかい?そう決めるのは自分の勝手だが『光を持つ吸血鬼』には手を出してはいけないよ?」
「大丈夫!その吸血鬼だって魔物。光を持っていようと、俺がやっつけてやるんだ!」
「…なら、その吸血鬼の首を持ってくるといいよ。どんなに輝いていようとも所詮魔物…」
「ファーザー?」
「なんでもないさ。さて。ご飯にしよう。今日もカミサマに感謝を込めて祈ろうか」
「カミサマ…俺、信じる。そして親の魂を救ってもらうんだ」
「それはいいことだ。『信じる者は救われる』絶対だ」
「うん!信じるよ。信じて、信じて信じて…信じて――……」
「いい子だ。少年」
少年の瞳に光が消えた。
洗脳されるかのように、延々と口ずさむは――
神父の胸で輝く十字架が、一層煌めいた。
神の使者が来るよ
邪悪な気配を伴って近づいてくるよ
その濁った光が僕等を消そうと企んでる
神の使者が来るよ
その、堕天使の少年がユダとして舞い降りてくるよ
気をつけて
力は強大だ
気をつけて
僕等の光を消そうとしているよ
僕等の求める光が生み出す闇まで消そうとやってくるよ
禍々しい気配が直ぐソコに
「堕天使…?」
「神か天使かどっちかにしろってんだ。それに堕天使とユダは同じだろ」
「少年だって三蔵。何があったんだろう」
「大方魔物に報復を誓った餓鬼だろ。放っておけ」
「また、悲しい惨事が起こったんだね」
それは悲しき、出来事。次々と親が殺された子供が増えてゆく世の中。
原因は生き血を求める吸血鬼かはたまた肉に飢えた魔物か。
自分たちには関係の無いことだが、悲しい。あぁ哀れと嘆くのか。弱者にとって魔物は驚異であり、排除したい存在だ。
「この頃こういうの、増えてるね」
「それ程魔物が自分勝手やってるって事だろ」
「八戒の所は大丈夫だよね?」
「アイツの元で生きるのなら、心配ねぇだろう」
「優しいもんね。報復に満ちた心が洗礼させれていくのがわかるよ」
「…腹は黒いがな」
「駄目!悪寒が…!」
悪寒は兎も角、魔物が騒ぎ出す――否、脅えだす。滅多に無いことだ。
それ程にまで抱いた殺意。魔物までも脅えさせる禍々しい殺気、澱んだ光とはいかなるものか。
少年がここまで、邪悪になれるのだろうか…?
遠くでもハッキリとわかる、邪気。ソレは街とは正反対の方向から感じ取れた。
とてつもなくいやな予感がする。何か、少年とは違った、恐ろしいほどの…妖気に似た殺意。
「尋常じゃないね」
「真正面から相手にするのは面倒だ。身を隠すぞ」
「うん。できれば私も相手にしたくない。ももしろ君。八戒のところまで大急ぎで乗せて頂戴」
ヒヒ〜ン
緊迫した雰囲気にマヌケなまでのももしろ君の嘶きが響く。その嘶きに気分が和らぐのだから不思議だ。
早々に寝台から降りると身支度をし、2人は城を後にした。
この城に吸血鬼が居ると感づかれる前に。早く、ココから立ち去らなければ。
昼間でも薄暗い森の中。背後に遠のく殺気を感じとりながらももしろ君は走り抜ける。
普通の馬と違う速さで駆け抜け手綱を三蔵が。その前にを抱え、爽快に。逃げるように。
逃げるのは嫌いだが、今回の相手は相手にしたくない。そう思わせる殺気。純粋な殺意。澱んだ光。
それが少年だと言うのなら、何かに取り憑かれている可能性の方が大きい。
救ってあげたい。けれど吸血鬼の己に何ができようか。歯がゆさをかみ締めながらは拳を握り締めた。
あぁ、これが無力と言うならば――
「どうしたんですか?そんなに慌てて…」
「ワケは後だ。いいから匿え」
「八戒ごめんね急に」
けたたましく裏口を叩く音に出てみれば、ソコには珍しいほど困惑した表情の孤城に住む2人。
一体なにがあったのか。その質問をする前に感じ取る――殺意。
全てを察知はできないが、魔物が脅えている様を見ると尋常では無いことは解る。
だがこの上級貴族の2人でさえこの慌てようだ。本当に何があったのか。
「少年が、来るんだ。きっと私たちを殺しに来る」
両腕で自信を抱きこむ様に震える。その姿がとても弱く、儚くも消えそうで。
八戒は驚きと困惑を瞳に宿し、に眼を向けた。
「それで、この教会を暫し俺たちに貸せ」
「…それが人にモノを頼む態度ですか?」
に毛布を掛けてやると横から尊大な物言いの三蔵にあきれた。
この2人の温度差は今に始まった事ではないがいい加減反応に困るのが本音だ。
「人じゃねぇからな。貴様も」
「全く…貴方たちならあのくらいの殺気、どうにかなるのになぜそんなに脅えてるんです?」
「少年は、光を持ってる。しかもソレは禍々しい…濁った光…。私、そんな光見たくない!」
今まで神々しいまでの、純粋な光を見てきた。ソレはこの金髪野郎の事なのだが、何も穢れを知らないのかもしれない。この少女は。
だからこそ、その禍々しい光が受け入れられない。そういうことだ。
殺気は平気。だけど綺麗じゃない光は無理。それは誰だって同じだろう。現に八戒もまた、拝みたくはないと思っている。
では三蔵はどうだろうか。己自信が『光』を持つもの。…もしかしたら。そんな期待が湧き上がってくる。
この強い光は、何者にも穢されはしない――
「兎に角、俺が片付ける。貴様等は非難でもしていろ」
「本当に偉そうな…子供たちには被害が及ばないようにしてくださいよ」
「そんなヘマはしない。…早くしろ。来るぞ」
誰もいない城を通り過ぎ、禍々しい殺気が近づいて来る。
この教会は街外れなので街には被害は及ばないであろう。ソレを見越して2人は来たのだ。
いや、城でやれよって感じですが、教会が必要なのです今回は。
八戒は子供たちをつれ、今は誰もいない街の中枢にある悟浄の家へと行くことにした。
留守を勝手に入るなど不躾なことなのだがこの際眼を瞑るとしよう。怒るならこの尊大な態度の伯爵を怒って欲しい。
も連れて行こうとしたが脅える少女は頑固だった。頑なに三蔵の傍を離れようとはしないのだ。本当に世話の焼ける吸血鬼である。
「僕も子供たちを非難させたら戻ります。子供相手は僕の役目ですからv」
「うん…三蔵じゃ怖くて泣かせちゃうだろうしね!」
「貴様ら…」
三蔵の米神に青筋が見えたが気にもしない八戒。爽やかな笑顔を崩さず、教会を後にした。
「さて…お手並み拝見と行きましょうか。三蔵の戦いなんて滅多に見れませんしねぇ」
まぁ、相手は少年だからそんなに手荒なマネはしないだろうけど。
楽しみを待つ八戒は、笑顔と裏腹にこの事件の裏で糸を引いているだろう黒幕について考える。
堕天使――ユダ。それは神に追放された存在。
それならば、少年は何故追放された?あんなに純粋なまでの殺気を放ちながら、本心は何処に…。
『信じる者は救われる』
その一説が八戒の脳裏を過ぎる。
信じないものは、どうなるのだろうか――。
大聖堂の祭壇。ソコに三蔵は台に腰掛け直ぐに来るであろう少年を待った。
行儀悪い事この上ないのだが、いかせん俺様な三蔵である。そんな言葉は無意味に等しい。
煙草を貪り尊大な態度を崩さない彼は、大きな殺気を真に受けていた。あぁなんて仰々しい殺気。
コレは三蔵の前では全く無意味なのだが、は違った。
光を求めるモノ。そのは純粋なる光を浴びて生きてきた。だからこんな禍々しい光は耐性がついていないのだ。
さっそとケリをつけなければ、彼女は壊れてしまうだろうか。
己が傍に居ないから、支えるものを失ってソレは呆気なく崩れてしまうだろうか。
ならば、三蔵は眼の前の『敵』を早々に片付けなければならない。早く、あの愛おしい存在の元へ――。
「信じる…信じる、シンジル、信ジル…」
教会の大きな扉が開け放たれた。ソコに居たのは本当に少年だ。その姿は一見普通の少年なのだが、纏うオーラが違う。
実物を眼にするとソレは思った以上に禍々しく、嫌悪が湧き上がってきた。
…厄介だ。何かに取り憑かれていると言うより、洗脳、それか――光を見失ったか。
思ったとおり顔を上げた少年の瞳には光が無く、濁った眼球。生きているのかはたまた死んでいるのか。見ただけではわからない。
不意に少年の唇が歪んだ。
「光を持つ、吸血鬼…魔物は全て、滅んでしまえ。我は神に選ばれし光を持つ者。この光は全ての魔を打ちのめす――」
「そんな薄気味わりぃ光で何を打ちのめすだと?…寝言は寝て言え糞餓鬼」
とても少年が言う台詞ではない、その声と口調。…本当に厄介だ。取り憑かれているし、洗脳されそして光を失っている。
全て当てはまる厄介な少年は1歩1歩祭壇に近づいていくがその1歩が重い。
「『信じる者は救われる』神の言葉だ。我は神に最も近い存在。何人たりともこの光に触れることすらできまい」
狂気に歪んだ少年の口元は、未だ薄ら寒いほど吊り上る。
「神だかなんだかしらねぇが…貴様は堕天使。神に追放されだ存在だ」
「我は、」
「神なんざいねぇ。貴様は誰かに『光を奪われた』。その光は偽者―」
「黙れ!汚らわしい魔物風情が!神にたて突こうと言うのか…!」
「だから、生憎神なんざ信じてねぇんだよ」
話は通じないのか。それなら穏便に事を運ぼうなんて…端からそんな芸当できるとは思っていなかったが。
三蔵はため息をつくと煙草を投げ捨てた。…後で八戒に小言を言われるなんて気にするところではない。
祭壇の台から降りると三蔵は少年に近寄る。少年の重たい足取りよりも更に近づく距離。
いい加減眼を覚まさせてやることにした。
「そんな気持ち悪い光なんざ捨てちまえ。堕天使なんざ胸糞悪ぃ汚名付けられたままは御免だろうがっ」
禍々しいオーラを突き破り、三蔵は少年の額に手を触れた。
その瞬間。少年の目の前に広がる『光』――本物の暖かな、光だ。
ステンドグラスから差し込む陽の光が、三蔵に逆光となって降り注ぐ。その姿は――神か。はたまた。
「あ…」
「テメェの信じる者はなんだ。神か?違うだろ――信じるべき者は、テメェ自身だ」
その言葉が、声が、少年の心に直接響き渡るかのように、自然と沁みこんだ。
神々しいまでのその光は声となって、少年に光を取り戻す。これが、本物の光――。
「俺、父さんと、母さんを、魔物に…だから、2人の光を受けていかなきゃならないんだ」
「だからなんだ。死んだものは生き返らない。
死んだものの光を浴びても、『死んだ光』しか与えられない。今受けるべき光は、『生きている自分の光』だろうが。
それを見失ってどうする。貴様は両親の様に死にたいのか?」
「違う…僕は、父さんと母さんの分まで生きるんだっ!」
「ならば二度と見失うな。テメェはテメェ自信を信じろ。それが『両親の死を背負って生きていく事』だ」
「そう、なの?でもファーザーは、『仇である魔物を殺したら』、『光を持つ吸血鬼の首を持って来たら両親の魂も救われる』って…」
「自分の手を汚して、それで両親は喜ぶのか?魂が救われる以前の話だろうが」
「!俺、俺っ…!」
「まだ間に合う。今からでも遅くはねぇ」
「っうん!」
少年は、光を取り戻した。『光を持つ吸血鬼』によってその暖かな光を授かる。
これが、本当の自分の光だとしたら、誇りに思おう。この太陽の様な存在から授かった光。二度と見失わないように――。
『信じる者は救われる』
それは一体何を信じろと言うのか
神?そんなあやふやな存在に全てを委ねられるわけが無い
ならば誰を?
それは自分自身で考えろ
堕天使が天使に昇格したよ
でもそれは無意味だね
神の存在を否定するのならば――天使にはなれないもん
じゃあ少年は何に変わった?
何も変わって無いよ
少年は生まれてから今まで少年その者で、『人間』だもん
天使でも、堕天使でも、神に選ばれし存在でも、神に最も近い存在でもない
そう
ただの『人間』さ
自分の光を持つ――『人間』なんだよ
少年が光を取り戻したよ
吸血鬼の王の光によって齎された光だね
また、普通の人間に戻れたんだ
王もお人よしだね
あんな少年――殺せばいいのに
僕等がおいしく頂いちゃうよ
でもあれは汚れすぎた光だった
食べたくないね
じゃあ今取り戻した光を食べようか
王が与えた光なんか食べちゃ僕等の方が死んじゃうよ
じゃあまた素通りだね
この頃こればっかりだね
いいんじゃない?
王が放つ光によって生まれた闇があれば僕等は生きていける
そうれもそうだね
「神を信じた少年は堕天使と言う称号を授かった。しかしソレは全てにおいてまがい物」
「とてもよくできたシナリオですね。タミス神父」
「おや?八戒神父ではないか。久し振りだね」
「まさか貴方があんな吐き気がするほど素晴らしいことを考えていたなんて思っても見なかったですよ」
「そう言ってくれるなよ…私だって憎い相手はいるものだ。ソレを倒す為ならなんだってするさ」
「人間の屑野郎です。あなたは」
「あぁ。私は『人間』ではないよ――神に選ばれし、存在だ」
「戯言を。何処をどう見て『人間』じゃないと言えるんです?」
「『信じる者は救われる』――君も神に最も近い存在の私を信じなさい。さすれば自ずと見えてくるだろう」
「そんなもの見るくらいなら信じたくありませんねぇ」
「…地獄の底に落とされるぞ。八戒神父」
「祈っても少なからず天国にはいけないことは重々承知ですよ」
「そうか。君は『魔外者』だったね」
「そういうことです。『信じる者は救われる』その続きにはこう聞いていますよ」
『信じる者は救われる。そして反対に騙される事もある』
「そういえばそんな台詞、愚かなどこぞの少年が言っていたね。あんなことを言うから、『堕天使』になったんだ」
「貴方がそう仕組んだんでしょう?」
「気に食わなかったんだ。私と言う存在を否定したあの少年が…」
「大人気ない。それにその口ぶりだと、貴方が神の様じゃありませんか」
「神…か。私は『神の代理人』。否、『神』の座を奪い、今までの『神』より素晴らしい『神』になるのだよ」
「寝言は寝て言ってくださいね」
「神を冒涜するのか?」
「さぁ。それはどうでしょう。生憎僕は『神』なんて信じていませんから」
「貴様も堕天使にしてやるぞ」
「その前に僕は貴方を殺します。これ以上いたいけな子供たちを犠牲にできませんしね」
「神に、適うとでも?」
「おや?まだ『神』ではないのでしょう?代理人、選ばれし者、近い存在。どれも『神』ではありませんねぇ」
「黙れ…!許さんぞ八戒神父」
「貴方に呼ばれる名などありませんよ。元タミス神父…いや、『神と自惚れる』ミスタータミス」
「我を愚弄したことを死を持って償うがいい」
「はいはいそうですね。さようなら。まがい物の『カミサマ』」
『まがい物』がまた1人消えたよ
あのなんちゃってカミサマはとてもうとおしかったね
少年も災難だったね
でも、魔外者の吸血鬼が助けてあげたよ
よかったね少年
次ぎは何して遊ぼうか?
王には逆らいたくないし、その周りの人たちだって例外じゃないんだよ?
何言ってるのさ
楽しいことは次々と沸き起こる
僕等はただの傍観者
そして王に伝える連絡係
それ以上でもそれ以下でもない魔物さ
じゃあ次にくるたのしい事は何かな?
それは誰にもわからないよ
僕等は傍観者
時として大事な連絡係
大好きな王達に集まる魔物さ
王は僕等に光を与え
そのお陰でできた闇を僕等は貪る
あぁ 高貴なる吸血鬼の王
今宵も僕等に命を吹き込んで
僕等は傍観者
僕等は傍観者――
「光だ…三蔵の、暖かい光」
血の契約を交わした吸血鬼の少女
彼女はまだ気付いていない
己も持っている光の存在を
「三蔵の光は――」
僕等は傍観者
時として物事を知らせる存在
魔物の僕達は吸血鬼の少女を見守っているよ
MENU
ATOGAKO
ほんま意味解らん!そして神を冒涜するようなものにしてすんません。でも僕だって神を信じていませんぜ。なんてったって仏教徒だからね!←
魔物たちの呟きはとても便利だと知りました。森に入ったら魔物たちに聞くのが良いでしょう。彼らは無害です。
そして三蔵達の味方。服従しているわけではないのですが、いたく王を気に入っているんですね。そうなんです。
参考文は『ヨ/ハ/ネ/の/福/音/書』から抜粋。いや、ほぼオリジナルですが。英訳とかあやふや…『信じる者は〜』だけですが。
ほかはコピペ。と翻訳されていてつい読みふけってしまいました。素晴らしい書物です。みなさんも是非ご賞味あれ。
今回は八戒さん、黒幕を倒しちゃいました。お疲れ様です。
そしてこれからも滅多に見れないであろう、三蔵の穏便にことを運ぶ戦い。餓鬼だなんだと言っておきながら易しすぎる吸血鬼の王サマです。
ヒロイン今回僅かしかでていませんが、後日談とか書かないから。ココで言いますが、あの後仲良く2人でお城に帰りました。簡潔すぎるなw
そして少年は八戒が居る孤児に預けられます。数日間だけ。あとは旅にでます、ってか元居た場所に帰ってしまうのです。
ホラ。もう自分の光を見失わないから大丈夫。達者でな!少年!森の魔物にも気に入られた少年に加護ぞアレ。