「あー夏が終わっちゃったねー」
「そうだなー」
「宿題終わってないんだけど一緒にやらない?」
「そうだなー」
「どうせ元親何もやってないでしょ、」
「そうだなー」
「政宗も呼んで写させてもらうのも有りだと思うんだけど」
「そうだなー」
秋が近づく青い空
窓の外から見上げて夏の終わり、もとい夏休みの終わりを全身で感じる
部屋の中でクーラーに当たってひんやり爽快
なんて言葉は浮かんでこないような2人
1人は現実を受け止めてるんだけど、よからぬ考えを膨らましている
もう1人はなんか現実逃避をしてしまってる元親だ
恋人らしからぬそのうだうだっぷりに、とうとうがキレた
「元親!さっきから『そうだなー(だみ声)』しか言って無いじゃん!!しっかりしてよもう!」
「そうだなー」
の怒鳴り声にもまったくの反応を見せない元親
なんでコイツと付き合ってるんだろう、と今更思うであった…
「元親なんてしらない!!政宗の所に浮気しに行ってやる!!」
「そうだn…え?浮気?!ちょ、ちょっと待てよ!オレが悪かったー!!」
バタン
ドアが閉まる音で戻ってきた元親の叫び声むなしく、部屋に木霊するだけであった
政宗宅
いつもながら豪勢な屋敷だと思う
は『伊達』と書かれた表札の門前に仁王立ちで居た
政宗の家には何度か来た事がある
今は中の人と掛け合って小十郎が迎えに来るのを待っている
大体政宗に用がある人は小十郎を通さなければならないのだ
友達のはそんな必要ないのだが、政宗は少々立て込んでいるらしく小十郎のお出迎えなのである
「、よく来たな。政宗様も大歓迎だそうだ」
「こじゅさんお久しぶりです!政宗今何してるんですか?」
門を潜りながら問うと小十郎は背中を向けたまま答える
「あぁ。政宗様は後継人でいらっしゃるからな。色々と忙しいんだ」
先を歩く大きな背中に疲れが溜まっているのを察知したは頑張ってくださいと言った
「チクショウ…!の奴何処行ったんだぁ?」
あの十字路を渡れば浮気する相手政宗の屋敷だ
元親は急いだ
後に飛び出してくる車に気付かずに…
「Hey!。珍しいじゃねぇか。元親と喧嘩でもしたか?」
「あながちあってなくもないわ」
「An?」
小十郎に案内されるがままに政宗の部屋へと入った
既に見慣れている室内に眼をむけ、政宗の向かい側のソファに腰掛けた
「あんな奴、別れてやる…!」
のただよらぬ雰囲気に圧倒されながら訳を聞いてあげることにした
そんで話し終わったは若干すっきり顔で政宗はと言うとめっさ呆れ顔
くだらない。くだらなすぎる。ってか宿題を写すって図々しい奴等め
第一なんで喧嘩のだしに使われなくちゃなんねんだ。と悪態をつく始末である
こんな痴話げんかに構ってられないと、悟った政宗はとっとと宿題を見せてやって、追い出そうと結論づけた
が、しかし。
「ま、政宗様ぁ!!」
おおきくドアの開く音と同時に小十郎が入ってきた
そしてその口から衝撃的な現実を突きつけるのだ
「え?元親が…事故った……?」
は走り出した
あぁ、愛おしき人よ!!
(嘘だよね?意識不明の重体なんて…、お願い!嘘だと言って!!!!)
つづく
ATOGAKI
ちゃーっす
久し振りに続きもん書こうと想いまして!
ってか元親夢なのに政宗出張ってるwwしょうがない。うん
ってか久し振りの元親なのに事故っちゃったよww何してんの^^
と、言うわけでして、前編後編で行こうと思ってる元親夢!乞うご期待!!←