昨日はとてもすごい夢を見た…気がする。否、見た。ちゃんと覚えてますよ
途中から記憶なくなってる事に気がつくのは後ほど
夜光狂想組曲 No.2
― 夢?現実? 真実は当事者のみぞ知る ―
ホストクラブBASARA従業員専用宿舎2階談話室にて、そこに政宗とNo.2の元親は居た
「よぉ政宗、昨日の娘は結構よかったんじゃねぇの?」
「…あぁ。ありゃぁ最高のhoneyだ」
「?」
何気なく聞いたのだが政宗の返答に元親は少々驚いてるようだ。普段、それなりに別嬪がくればこう話をする2人。だがこのように政宗が1人の女を褒めるのは初めてだった
いつもと様子が違う政宗に元親は目を見張るものがある
コレは面白い事になった。元親は早速みんなの部屋に行った
面白い事があればみんなで楽しむ。これぞここホストクラブBASARAの暗黙の領海
人数が少ないと言う理由ではないのだがお互い騒ぐほど仲が良い
世間には全くそのような雰囲気は出していないのだがここにはNo.争いとか内争いでつぶれる心配も無い。兎に角そんなものは存在しない
みんな稼いで呑めて楽しめればそれでいい、普段はクールな男たちの中身は意外にお気楽思考だった
多分ここいらでのし上がってこれたのは人間関係などのお陰かもしれない
それだけじゃないと言うことは解っているが、まぁ、政宗曰く『1番なんて簡単に取れた』らしい
数年前にできて直ぐに巷で人気No.1の座について光速の如くそれはもう恐ろしいぐらいに頂上まで上りついたのだ
金持ちなど次々に店に来ては何人たりとも常連客など逃した事はない。ソレほどまでに政宗たちは凄かった。兎に角凄かった
今こうして数年経ってもその勢いはとどまる事を知らないのだ
多分みんな一生遊んで暮らせる金は持っていると見える
女たちはそんな、政宗たちを手に入れようと試行錯誤し、溺れてゆく
それを見逃さず男たちは狩人の如く女を1人、また1人と逃さず手に入れる
こうして指名をとり、今の地位に君臨しているのだ
きっと、いや、絶対越える事は不可能だろう、この最高級の狼たちの前では他の店など足元にも及ばない
足掻き苦しんで政宗達の前では全てが無力、どん底に突き落とされる
前は無駄に張り合っていて無理した店が数十件もいっぺんにつぶれたと言う、なんともおぞましい世界だ
ま、裏で何かがあったのもまた叱り
「何々?伊達の旦那は女にホの字だって聞いたけどホント〜?」
「本当かぃ?!そりゃあいいこった!命短し人よ恋せよってな!!」
「ななななな、何を言っておる!慶二殿、佐助ぇ!!破廉恥でござるぞ!!!」
「お前はホストの癖に変なところで純情見せるな!はぐれ刑事か!!」
「元親、ソレはドラマだ…まったく下衆が」
「(政宗様…私は…!!)」
いつの間にか談話室に集まってきたみんな。上から
ボーイの佐助
No.4の慶二
No.3の幸村
No.2の元親
ボーイの元就
政宗専用ボーイ権用心棒小十郎、だ
元親から聞きつけて興味半分、冷やかし半分(一部除く)で来たのである
そんな男たちに少々うっとおしそうに対応する政宗、実は相談したかったに違いない
なんてったって政宗は人生初生まれてこの方本当の恋などしたことが無いのだから
女は何もしないで向こうからやってくる
このような顔に生まれてきたものの宿命とも言えるのか、ここに集まる輩は政宗を筆頭に全員が同じような人生を歩んできた
なので自然的に必然とも言うべきか、今こうして同じ所に集まり分かち合い過ごしてきたのだ
ま、引き合わせたのは親方様、ここのオーナー信玄公なのだが
ソレはさておき、一行は恋話に花を咲かせていた
(そこらへんの女子高生じゃあるまいしなんなんだこいつら…ハァ)
政宗は話の中心人物なのだが勝手に話が進んでいく男たちにあきれていた
「で?如何する?」
「オレはくっつくに5万」
「某は賭け事は好きではないが政宗殿の恋が成功するに10万!!」
「お?やるねー幸村。オレはモチロン叶うに8万」
「フン、所詮戯言よ。泣きを見るに15万」
「遊びって言いながら今1番金額かけてるよ、毛利の旦那…オレももちろん成功に、」
「お前ら何やってんだよ!!人を賭け事の対象にしてんじゃねぇぇぇ!!!」
最終的にはこういう方向になる一同に政宗とうとう堪忍袋の緒がキレたらしい
お金は政宗に全て没収されたが実は裏で行われているのがバレるのはまた違う話
「そんな事言ってもよーこんなおいしい展開に賭けなくてどうすんだ!」
「あぁん?逆切れとはいい度胸じゃねぇか元親!!表出ろコラァ!!!!Fuck you!!!!」
「ちょ、ちょっと2人ともよしなって!顔に傷でもついたら社長に…オシオキ喰らうよ!!」
ピタリ
佐助の言葉で2人は瞬時に動きが止まった。そして何を想像したか肩を震わせる政宗と元親
そこまでこの2人を黙らせ、且つ恐がらせる社長とは一体…!!
と、その時
談話室に男女の2人組みが入ってきた
「こんにちわ皆さん。ご飯の用意ができましたよ」
「今日の飯もうまいぞー!なんてったってまつが作ったんだからな!!」
ここ宿屋の主人とその妻まつであった
どうやら昼飯ができたらしく、時間になっても来ない皆を呼びにわざわざ来てくれたのだ
みんなは時間を忘れ話に没頭していたため食事所の2階へ急いで降りた
そんなみんなの姿を見て、夫婦は微笑んだ
この2人は仲が良いので有名であり、この宿屋の名物でもある。それに伴ってやさしく、とてもいい人たちであった
でも優しさの裏には厳しさも当然ある
ルールを破ったものには容赦なく愛の鉄槌なる、愛の生き地獄(飯抜き)が送られ、ここ最近ではみんなちゃんと規則を守った
恐るべし最強夫婦(特にまつ)
そんなこんなで昼食も食べ終え特に決まってないが自由時間になった
仕事の時間まで各自好きに過ごすのが普通だ
しかし皆昼食前の話題に食いつかないはずが無い
自由時間の今、一同揃って10階いわゆる最上階の政宗の部屋に集まった
入りなれている一同はそれぞれ寛ぎ、小十郎は当たり前のようにみんなにお茶などを出す
そんな男たちにここの部屋の主、政宗はため息しかでなかったとか
「おい、オレァ今日女将に買出し頼まれてんだよ。Return a room!!!」(この部屋から出て行け)
「お?珍しいね〜女将さんが買出し頼むなんて…」
「シカトか!…なんか用事があるんだとよ」
「いいねぇ。夫婦円満いいこった!」
「なななんと!破廉恥極まりないでござる!!」
「(シカト)オレも行きたいな〜ちょっとほしいものあるし♪」
「じゃぁ荷物もちは元親だ」
「なんでオレが…!」
「shit!いいから黙っ荷物もちだコラ」
「……グスリ」
「我も行こう」
仕事まで時間が無いと言うことで直ぐに買い物に行くことになった
行く面子は 政宗、小十郎、佐助、幸村、慶二、元親、元就、だ
こんな大人数で目立つことこの上ないのだが仕事場まで結構遠く、人も少ない街なので問題ない
一同は宿屋を出た
「秀吉、嫌な予感がするよ。まるでなにか不吉なものに出会うかも…」
「うむ。では早々に終わらせよう」
とあるデパートにて2人の人影が…!!
続く
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ATOGAKI
長いです。長くなってしまいました
今回は初めにちょこっと出てきたヒロイン。すみません
さていろんな人の地位やすんでいる環境などが見えてきましたね
宿屋と言うか寮みたいなみのなんですがホストBASARAの人専用の建物があってそれは前田夫婦が経営していると言う設定です
1つの階に2部屋しかなくしかし1部屋はかなり広いのです。
誰が何階に住んでいると言うのは説明がめんどくさいごちゃごちゃになりそうなのでその内機会があれば、ね
まだホストクラブBASARAには居ます
それはまた後ほどw
あーなんか1人のキャラの魅力を出せてないですね!誰だかわからないし…orz
そして伊達さんの英語が…!!!!!!!!!!!
これからがんばりたいと想います
では!ここまで読んでくださった皆様に感謝と敬意を