アイツに気付かされたと言うのはなんだか癪だ、が今は感謝してるかもしれない


待ってろよ…!俺の愛しのhoney!!



<政宗、車で爆走中>















 夜光狂想組曲 No.14
   ― 無我夢中に交わされる攻防と陰謀 ―

































佐助達の正面突破を引き金に、騒ぎに乗じてを監禁状態から救出に成功したかすが
未だ戦っている謙信の事が気がかりだが、ココは絶対の信頼

あのお方が負けるわけが無い

それにかすがは大事な使命を課せられたのだ
失敗は許されない、と気を引き締める


。お前は私の傍を離れるなよ」


を守りながら襲ってくる敵を次々と薙ぎ倒してゆく
その後姿を見て素直に凄いと思った
かすがは一体何者なのか


「私は、このTOYOTOMI―半兵衛に雇われたスパイだったんだ」

「え…?」

「だけど、謙信様を一目見て虜になった…」


そう。きっかけは半兵衛から降された命だった
裏で生きるためスパイなどをやってきたかすが。そして半兵衛に雇われBASARAに潜入を、と依頼を受ける
そこでであったのが謙信


「あのお方の為に私の命も授ける事にしたんだ」

「わかります…その気持ち」

「そうか。お前もそんな奴がいるんだな」

「はい」


も、政宗を一目見たときから虜になった。そのために仕事を頑張ってお金を貢いだこともある
だからなのか、かすがに共感できる部分があったのだ

似たもの同士

ちょっと親近感が沸いたであった



そしてようやく玄関へと続く扉の前まで来た2人

ココには小十郎がきっと一掃してくれている
そう思いかすがは扉を開け放った…



そこにあった光景は想像とはかけ離れたものだった




「こ、小十郎さん!?」

、にげ、ろ……」

「何が、あったんだというのか!!」


血だらけの小十郎
周りの黒ずくめの敵は無数に倒れている
階段下のすぐ傍には折れた木刀と、転がる黒塗りの拳銃
小十郎が持っていた者と懐に隠してあった武器だった

銃は最後の手段に持ってきたものだ。なのにそれさえも手元にはない

誰が、誰がこんな事を…?



その刹那
一閃の攻撃がかすがに振りかかって来た

呆気にとらえてきたかすがは何とか持ち直して避ける
が、攻撃は止む事が無い
次々に仕掛けてくる刃に必死の思いで避け続けた


!兎に角今は逃げるんだ!」

「でもかすが!!」

「黙れ!早く…うっ!」

「っ…!!」


なんとか避け続けていた攻撃がかすがにあたった

肩をやられその顔は苦痛に歪む

そして攻撃が止み、攻撃をけしかけてきた敵の正体が露になった


「お前 風間小太郎か!?」

「…」

「え?小太郎ってボーイの…」

「何故お前がここに居る!!答えろ風間小太郎!!」


小太郎は静かに佇んでいる

その瞳は、見えないまま



「何があったかは知らんが、お前相手なら遠慮はいらないな」


かすがは沈黙を破り太ももに隠し持っていた銃を取り出した
黒く、小十郎が持っていたものと比べると若干小型の小銃
安全壮途を外し臨戦態勢に入った
小太郎も持っていた小太刀を握り構える

そして決死の攻防が始まった



2人が戦闘を始めるとは階段を降り小十郎の元へと駆けつけた
傷は擦り傷が多く肩からは大量の血があふれ出る
床には血溜まりができ今までの惨状が容易に想像できた
暫くすると小十郎の意識が戻ったようだ


、俺の事は…いいから、早く…逃げるんだ…」

「そんな…!小十郎さんを放ってなんか逃げられないよ!」

「政宗様が直に来る…だから大丈夫だ」

「いいから、今応急処置するから黙って!」

…」


足も幾らか血を流しており立つのは困難
そう判断したは自分が履いていたスカートの端を切ると1番重症だと思われる肩に巻きつけた
苦痛な表情を見せるが小十郎は耐える
的確な処置を受けながら小十郎は 情けねェな、と自分に憤りを覚えた



















+++














「ハァ…ッハァ、俺様不覚ー。こんな奴らに手間取っちゃうとは」

「とにかくさきをいそぎましょう!なにがあるかわかりませんからね」

「ま、かすがとこじゅさんなら大丈夫だと思うけど♪…行きますか!」



かすがが戦闘を始めて直ぐ、佐助と謙信は秀吉と半兵衛を倒し無残な部屋を後にした


通る廊下にはかすがが倒したとみられる適が端に転がっていて、道を間違えずに進むことが出来た
先に謙信が走りその後に佐助も続く
その無残な光景に一瞬哀れと思ったが自業自得と思い若干蹴っ飛ばしながら進んだ

遠くから銃声が聞こえる
何かあったのか、それとも…



「あ、謙信さーん!ここのコアって何処なの?」

「それなら 3かい にありますよ」

「ちょっくら寄り道しましょう」

「…そうですね。にどと たちあがれないように してしまいましょう」

「そうこなくっちゃ!」


コア=大事な情報、もとい経営する為にあたっての極秘部屋の事だ
こんな大きな建物には絶対あると確信を持った佐助が其処を破壊しようと考えた

二度と、立ち上がれないように
二度と、こんな事を起こさぬように



「ここです」

「ありがとさん♪さて、いっちょヤりますかっとね」

「できるのですか?」

「まぁまぁ、見てなって。俺様こういうの得意だから♪怒りも溜まってるしね〜」

「てつだいましょう。こんぴゅーたーならそうさできます」

「アンタも怒り、溜まってるでしょ?」

「もちろんですよ」



そんなわけで佐助と謙信は置かれたコンピューターなどを起動し始めた
必要の無いものは遠慮なくぶっ壊して必要な書類、情報などは小さくまとめUSBに収める
それ以外はメールでBASARAのオーナーの元へ送り壊し、他にも無いかと探しては壊していく
2人の手際のよさも手伝ってかそんなに時間をかけずに全て終了
いっちょ上がりー♪、と言って2人は早々に引き上げた




















+++






















あの人たちと出会って 人の暖かさを知った

前に黒い噂が耐えなかった伊達政宗も、快く迎えてくれた

それなのに、今自分がやっている事は全く正反対の事

許してくれとは言わない


だけど、

だけど信じてほしい



許されぬことをやっている自分を…





許されざる君の真意







いずこ?

(貴方達に出会えてよかった それは変わらない)












続く





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ATOGAKI
ちょ、伊達さん出てきてなァァァァァァい!!!
ごめな、さい。次は出てくる、から!多分!!(多分かよ)

ってか全体的に短(ry)

最後の語りは小太郎でよろしく。彼にも色々あるのよみたいな←
ホラ、管理人はハッピーエンド目指してるから!決して小太郎を悪く思わないでください…それだけはホント!お願いします_orz

そんなこんなでー。今回はかすがと小太郎の戦闘すぃーん(?)と、佐助&謙信様sideをお送りしますた^^
こじゅさん役得!?(笑)なんか小十郎夢になってきたかも…あははは・・・でもなんかぶっ倒れてるし、ヘタレーなこじゅさんでごめんなさい!
次回は踏ん張ってもらいますから、ね!

次は一同が正面玄関に集合…するかな?←
ってかかすが、逃げるなら裏口とか行けよ。と言うツッコミは無しの方向で^^^
それとヒロインスカートだったの?とか諸々…汗
切羽詰ってます管理人が(お前がかよ)

ここまで読んでくださってありがとうございます!
そろそろクライマックス突入&やっとこさ伊達さんとのラブラブすぃーんを。と思っております!
それまでお付き合いください!ありがとうございますた!!