わたしは ひとをころしました





それは暗い暗い雨の日

たった一人の肉親をコノ手で、殺しました

そのときの感触はまだ鮮明に覚えています

必ず雨の日にはジメリとした空気と共にコノ掌によみがえってくるのです

記憶と共に


貴方は雨の日に大事な人を目の前でなくしました

私は雨の日に大事な人をコノ手で殺めました



だいっきらい

あめのひなんて

だいっきらい


忘れたくても忘れられない、忘れてはいけない記憶が昨日の事のように私を蝕んでくるからです

コレも罪を犯した私への罰なのだとしたら耐えます

むしろ 受け入れます

だって貴方と同じ、
















殺した日
(罪人?そんな生易しいモンでもないだろ)





















***

さ、三蔵…?夢?

お前が書きたかった三蔵夢はコレか?!
どこを間違えちゃったんでしょうねぇ…笑